屋内管理

納骨堂と言えば、その最大の特徴は屋内管理にあります。そして、その特徴はメリットでもあり、デメリットでもあります。中にはお墓と納骨堂の特徴を併せ持った施設もありますが、天気、天候に左右されないように管理されている点は共通しています。確かにお墓もカロートに納骨されるため、短期的には雨の影響を防ぐことができます。しかしカロートは湿気を完全に防ぐことが出来ないので、長年埋葬されれば、少なからぬ傷みが発生します。それに比べれば、納骨堂の屋内管理は遺骨に優しい体制であると言えます。ところで、納骨堂とお墓との違いを法的な側面で確認する人は稀でしょう。ここで当該法律を読んでみることにします。「墓地、埋葬等に関する法律」によれば、「墳墓とは、死体を埋葬し、または焼骨を埋蔵する施設」とのことです。そして、「墓地とは、墳墓を設けるために、墓地として都道府県知事の許可を受けた区域」とも定義しています。この「墓地」の定義から分かることは、墓地は納骨堂とは異なり、死体を埋葬できるという点でしょう。現実には死体が直接埋葬される習慣は途絶えていますが、法律上は何の問題もないと言えます。もちろん条例で細かな制約が施されていますが、それさえクリアできれば、出来ないものでもないのです。納骨堂にはタイプがあり、ロッカー式、棚式、仏壇式、墓石式、機械式等が知られていますが、良くも悪くも一番注目されているのは機械式でしょう。骨壺の扱いを機械が行う、全自動式参拝システムが話題となっています。

納骨堂と法律

納骨堂は一般的なお墓とは異なります。しかし納骨スペースの提供という、その眼目自体は変わりませんから、お墓の一種として捉えている人も多いでしょう。しかし意外に思われるでしょうが、実は法律で納骨堂という言葉がきちんと定義されているのです。つまり、お墓の中でも別途、納骨堂は、その運用についてきちんとした法の縛りが存在しているのです。具体的には、「墓地、埋葬等に関する法律」がそれに当たります。当該法において納骨堂は、「他人の委託をうけて焼骨を収蔵するために、納骨堂として都道府県知事の許可を受けた施設」と定められています。この条文を詳しく見ていくことにしましょう。まず「他人の委託」という箇所ですが、これは利用者と納骨堂経営業者との間で交わされる契約を指しています。経営者が寺院に当たる場合、寺院と檀信徒との間でこの契約が交わされます。「他人」とありますから、親類から預かってほしいと頼まれた場合は、この条文の限りではありません。次に「焼骨を収蔵」ですが、「焼骨」と限定しているのが隠れたポイントです。焼骨状態の遺骨でなければならないわけですから、既に火葬を終えている状態が前提となります。骨を裸のまま預けることの是非については定められていませんが、常識的には骨壺の中に収めた状態で預けることになります。三つ目に「行政の許可を得ている」について考えます。「都道府県知事の許可」とありますが、実際は都道府県に直接届け出ることは稀で、大抵は市区町村と業者とがやり取りします。というのも、許可権限が都道府県から移譲されているからです。

墓じまい

お墓に対する気持ちはあっても、お墓参りに行くことができないとか、お墓を継ぐ人がいないというのは、とても心苦しいものだと思います。
先祖代々のお墓もこのままでは無縁仏になるかも、でも、自分のご先祖様を無縁仏にするなんてできないと感じると思います。
そんな不安を解消するには、永代供養墓に移すことを考えたらよいようです。
墓じまいをするときは、親戚に墓じまいをする旨を報告する必要があるそうです。
自分が継承者で墓の管理が難しくなるのは仕方ないと思います。他の親族に継承者を変わってもらえるならそれに越したことはないと思います。
事前に継承者になってもらえないかと打診して、それに対してアクションがなければ墓じまいという決断をしたらいいようです。
何故か墓じまいをしたあとに、必ずと言っていいほど文句を言ってくる親族がいるそうです。
事前に継承者になってくれないかと打診して返事をしなかったのだから、文句を言うのはお門違いということを主張できるかと思います。
墓じまいは一般的には33回忌、50回忌にするそうです。
ただ33回忌、50回忌というのはとても長いと感じる人も多いそうです。
ここに至るまで自分が承継者としての義務が果たせないという人もいても仕方ないと思います。
墓じまいをする時期は、自分がこのままお墓を守ることができないと感じたときでいいと思います。
その際は、菩提寺から離脱するわけですから、菩提寺の住職ともよく話し合っておかないといけないそうです。
放っておいて無縁仏にしてしまったり、菩提寺と揉めて想定外の費用を請求されないようにしたいと思います。
そしてくれぐれも親戚へのお伺いを忘れないようにしたいと思います。

墓地にかかる費用

墓地の永代費用は都立霊園で一区画が数百万円を超えるところもあるそうです。
その上に毎年の管理料がかかってくるそうです。
お墓は墓地の永代使用料と年間管理料、墓石、墓石を立てるための費用と、200万円を超える額になる場合が多いようです。
何代にも渡っての使用料ということで200万円でも300万円でも高くないと感じる人もいるかと思います。
これに墓石代も入ってくるので、その値段は天井知らずとも言えます。
お墓を継承してくれる人がいるならばいいのかもしれませんが、子どもがいないとか継承してくれないとかいう場合だとちょっと高額に感じます。
また子どもの子ども、孫が継承してくれるのかどうかもわからないと思います。
三代というと100年あまりとなると思いますが、100年間のことを想像することはちょっと難しいと思います。
霊園などの中には、樹木葬ができるところもあるそうです。
継承する子どもがいないようなら、墓地、墓石を用意しなくていい樹木葬や散骨にしたいという気持ちになるのも仕方ありません。
遺骨は許可が下りた墓地にしか埋葬することはできないそうです。
墓埋法といって、墓地、埋葬などに関する法律というものがあるようです。
この墓埋法は墳墓を死体の埋葬や焼骨を埋蔵する施設、墓地は墳墓を設けるために都道府県知事の許可を受けた区域とするそうです。
埋葬や埋蔵は墓地以外で行ってはいけないそうです。
自分の庭に埋葬することはできません。ただし遺骨は置いておいても良いそうです。
勝手に遺骨を山に持っていってお墓をつくることもできません。
お墓がどうしても作れないなら、散骨のことなど葬儀社に教えてもらうのもいいかと思います。
好きなところに埋めるようなことは止めておきましょう。

神道とキリスト教の火葬

神道、キリスト教も火葬はタブーでしたが、最近では日本だけでなく火葬が推奨されている国では火葬をしているそうです。

中国も火葬よりも土葬だったそうです。

中国も怪談を読んだりすると、幽霊はみんな足があるというか、日本みたいにふわふわしていないというか、人間の形のままなので、火葬しないのもわかる気がします。

日本の場合は99%火葬なので、日本のキリスト教徒も火葬をするのがほとんどだそうです。

キリスト教では火葬炉の前に十字架を飾るそうです。

神父さんが祈りを捧げ、聖書の朗読、賛美歌の合唱を行うそうです。

神父さんが火葬場に来るということですね。

これらが済んでから、火葬となります。

火葬が済むと収骨をして、遺族に渡すそうです。

仏教みたいに遺骨を遺族で集めるとか、橋渡しをすることはありません。また、仏教のようにこのあとに精進落し的なものはないそうです。

遺族が語り合ったりする時間があるのかもしれませんが。

ご自宅に安置したあとに、お墓に埋葬します。追悼ミサなどをするのはこの後だと思います。

神道も火葬する前に儀式があります。

神道だからといって神社でお葬式はだしません。

火葬をする前に「火葬祭」を行うそうです。斎主が祭祀を奉上して遺族や友人が順々に玉串奉奠をします。

自宅に戻ったら神職による払いの儀式をしてから家に入ります。

遺骨を安置したら「帰家祭」を行います。

子供の頃のお葬式といえば、家が信仰している宗教によるもので、家が神道だったら神道、キリスト教だったらキリスト教、仏教でも真言宗だったり浄土宗だったりするのかと思いますが、いざ自分が喪主なり斎主になったときは葬儀社の人に丸投げという風になるのかなと思います。

日本は火葬が当たり前ですが、他の国も徐々に火葬が主流になっているそうです。

散骨がしたい

散骨というのは、日本では一般的なものでした。

淳和天皇(〜840年)は現代の散骨のように骨を粉々にして山の中に撒くように遺言したそうです。

信者に火葬を推し進めていた親鸞さん(〜1262年)は、加茂川に入れて魚にやってと言い残しています。

親鸞さんの場合は死んだらおしまいという意味もあって何も残らないように魚にやってくれという遺言を遺したのかもしれませんが、現代においての散骨は自然に還るという意味の方が強いようです。

散骨をした著名人として石原裕次郎がいます。女優の沢村貞子。

Xジャパンのギタリストの方の遺骨の一部はサンタモニカ沖に散骨されました。

海外ではオペラ歌手のマリア・カラスさんやクィーンのフレディーマーキュリーさんが散骨されたそうです。

散骨は法律で禁止されているわけではありません。散骨をしたいなと思ったら、散骨をしていいのです。

ただ自治体で禁止しているところもあるので、散骨をしたい場合は自治体に問い合さをしましょう。

いくら散骨をしてもいいといっても、火葬場から遺骨を持って海や山に行くなんてことはかなり躊躇います。山はまだなんとかなりますが、海ともなると沖合に行くまでの足がありません。宇宙葬なんかだと、故人の力でやるのはかなり無理があるようです。

散骨、自然葬も、やはり業者さんに頼んだ方が無難かもしれません。

樹木葬や海洋葬など、公園を持っていたり、クルーザーなど沖合にでるための船を持っていたりする葬儀屋さんもあるようです。

さまざまな形式を選べるとはいえ、まだまだ家族だけとか友人だけで葬儀をするのは気持ち的に難しいような気がします。

未来にお墓はなくなっても、葬儀業者はなくならないかもしれませんね。

 

密葬と本葬

本葬の前に先に行う葬儀を密葬といいます。時代とともに意味合いが変わってきている葬送儀礼の1つです。

例えば年末年始等、人が集まるのが難しい時期に遺族や近しいごく少人数の人達で内々に葬儀を行い、後に改めて案内をだしてお葬式をするという場合、この近親者のみで先に行う葬儀が密葬になります。また、かつて農村部では繁忙期に葬儀がかさなったときは、周囲の人達に配慮して密葬の後、繁忙期が終わる頃に本葬を行っていたようです。最近では一般の会葬者を呼ばない葬儀が密葬と思われがちですが、本来の意味で考えると後に本葬がないものは密葬とはいいません。葬儀の業界では一般の個人のお葬式で近親者のみで行うものは家族葬というそうです。規模の大きなお葬式になると密葬と本葬の両方を行うことがあるので混同しないためです。

著名人や大企業のトップの葬儀は、関係者への連絡や準備にも時間がかかります。そのためまず密葬をした後に社葬として本葬を行うことはよくあります。

日本が高度経済成長の只中にあった頃は、企業のトップが亡くなると大規模 な「社葬」が営まれたものでした。ですが現在、企業にとって一大イベントだった社葬はあまり行われなくなりました。社葬のコスト、企業への帰属意識の認識等が時代とともに大きく変わったためだと思われます。このような背景から、規模の大きな社葬から「お別れ会」を行う企業が増えてきました。近親者だけで密葬を行い、本葬として1、2ヶ月後に「お別れ会」をする形です。「偲ぶ会」ともいいます。基本的に無宗教葬で行われることが多いようです。社葬を行う企業側のスタンスによって自由な形式で行われるそうです。

通夜

現在、通夜は葬儀・告別式の前日だけ、それも大体午後6時か7時頃から始めて、通夜ぶるまいを含めても 2、3時間で終わる「半通夜」が多いようです。

ですが、もともとお通夜は故人が亡くなってからお葬式を行うまで、数日間にわたって夜通し行われていたものでした。遺族と近親者が時間を共にし、故人を偲ぶ時間だったともいえます。お通夜が短くなったことで遺族の負担は軽くなりましたが、本来の意味とは徐々に離れつつあるようです。ちなみにお通夜が夜通しだったのは、悪い霊が喪家に入ってくるのを防ぐためという説もあります。また、お葬式まで数日間日を空けていたのは、故人が蘇るのを願い、もし蘇っても大丈夫な様にという意味がこめられていたとも言われています。

特に地方などではお通夜を夜通し行うところが以前は一般的だったようですが、個人と地域社会との繋がり方や住宅事情の変化等から、現在では都心部を除いてもあまり見られなくなりました。そもそも、葬儀会場は夜に閉まっている所が多いです。中には宿泊できる会場もありますが、一晩中営業しているわけではないでしょう。貸布団業者の手配から、歯磨きなどの洗顔セットを用意するといったサービスを提供している会場もあるようです。親族用の控え室に数人で布団をしいて寝泊まりする形になります。消防法によって、夜10時以降は 線香やろうそくを消さなければならない所が多いようです。

最近では新しいお葬式の形がいくつも誕生しています。会館や会場ではなく、自宅の居間のような場所でお葬式をする、リビング葬というやり方もあります。そのような形式の葬儀なら、夜通しの通夜もやりやすいと思われます。

いっぱい飯

子供の頃に見たお葬式のイメージの中で、不思議と鮮明に覚えているものとして挙げられるのが、故人の枕元に置かれた茶碗に、これでもかと言わんばかりに盛られたご飯のイメージではないでしょうか。しかも、箸が立てられているという衝撃的な絵は、子供心に突き刺さるものであると言えるでしょう。この衝撃的なご飯のことを、専門用語では「いっぱい飯」もしくは「一膳飯」と呼ばれているようです。また、一緒に団子と水が供えられることが多いこともあり、これらを併せて「枕飯」とも呼んでいると言われています。「いっぱい飯」とは、故人が亡くなったらすぐ、故人の愛用茶碗にすり切りいっぱい入れた米を炊き、めいっぱい故人の茶碗に盛りつけたものを指しており、突き立てられた箸も故人が生前使っていたものを使用するとされています。地方によっては箸の数が異なったりもするようです。また、地方によっては「いっぱい飯」を炊いた釜は、初七日までは使ってはいけないという風習もあったりと、様々な継承のされ方が見られるものでもあるでしょう。もともと「いっぱい飯」には、故人を蘇らせる招魂の意味があったともいわれていたそうで、白米が高級な食べ物だった昔、ご馳走の魅力で死者の魂を呼び戻そうとしたという目的があったと言われているようです。突き立てた箸は、戻ってくる故人のための目印とも言われていたようです。また、故人が旅に出る際の食事として「いっぱい飯」を供えるという説もあるようですが、実際に、どれが正しい説であるかはわからないとされているようです。子供のころ、ご飯に箸を立てるのは縁起が悪いからやめなさいと言われた人も多いのではないでしょうか。これは、普段の生活から「死」を切り離そうとする風習からくるものなのかもしれません。火葬式では、相談次第で備えることもできるかもしれません。

安置~打ち合わせ

遺体を葬儀場ではなく自宅に安置するといった場合、仏聞か座敷に布団を敷き、遺体を北枕に寝かせるのが一般的でしょう。これは「枕直し」と呼ばれ、この「北枕」というのは、釈迦が入蹴した際に頭を北にしていたからとされており、仏教の経典に記されているようです。北枕が難しいという場合には、浄土があるとされている西でも良いとされています。この時注意すべき点としては、ドライアイスで遺体の保全処置をするため、布団は処分しても構わないものを用意するという事でしょう。枕飾りも終われば、次は「お葬式の打ち合わせ」でしょう。はじめに日程を決める事になるようですが、これは火葬場や葬儀場の予約が取れないと決められないことと言えるでしょう。葬儀社が、火葬する日から逆算し、式場の空き状況を確認した上で、最短で行える日程を提案されるでしょう。菩提寺がある場合には、そちらとも相談しながら、詳細な日程や場所を決めましょう。その後、許報を流す流れになるでしょう。近年では火葬場や葬儀場の予約が取れないことも多いと言われ、そういった場合には、基本的に待つしかないと言えるでしょう。火葬場の不足が深刻な状況ではあるようですが、ドライアイスによる保全処置やエンパーミング、冷蔵施設と言ったものもあるようなので、遺体が傷んでしまう心配は無用でしょう。どうしてもすぐにお葬式を営みたいと言った場合には、割高にはなるでしょうが、私営の葬儀式場を使うという手も挙げられるでしょう。しかし、火葬式を希望している場合は、確実に火葬場の予約を取らなければならないでしょう。そう言った際も、葬儀社の方と良く打ち合わせをして日程を決めなくてはならないでしょう。